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虚血性心疾患、脳血管障害による死亡率も有意に低かったのです(龍野)。デンマークの調査では、グリーンランドのイヌイットに気管支ぜんそくや多発性硬化症などの自己免疫疾患の人が少ないことも明らかにされてい86ます。そこから、EPAには免疫や炎症にかかわる作用があると推測されます。炎症を誘発させる物質にLTB,、があります。これはアラキドン酸からつくられる物質ですが、EPAはアラキドン酸が生体膜に取り込まれるのと、生体膜から遊離するのと、どちらをも抑えるはたらきがあり、その結果LT札がつくられるのも防いでいるとみられています。

 

 

 

そのほか、EPAはリンパ球の機能にも作用しています。ナチュラルキラー(NK)細胞はがん細胞を殺したり、ウイルスや細菌の感染から守ってくれますが、その機能が過剰に発揮されると自己免疫疾患をおこしてしまいます。EPAはこれを抑えてくれるのです。最近は、潰蕩性大腸炎、関節リウマチ、乾癖などの自己免疫疾患の人にEPAを投与する試験も行なわれています。ただし、EPAがこれらの治療薬として最適というわけではなしあくまでも日常的な予防食として意味があります。EPAは血小板の凝集能力を低めて血液の粘度を下げるので、摂りすぎると出血しやすくなります。

 

 

摂取に際しては、サプリメントに表示された摂取量をきちんと守るようにしましょう。*医学的治療が必要でない高脂lill症か高脂血症傾向のある成人男女53人(男34人・平均年齢45歳、女19人・平均年齢48.5歳)を2群に分け、一方にEPA600mgとDHA260mgを含む濃縮魚油入りの飲料(lOOmQ)を、他方に濃縮魚油と同量のオリープ油を入れたプラセボ飲料を、それぞれ時間を定めずに1日l本、12週間、二重盲検法で飲ませた。その結果、試験飲料群がプラセボ群に対して、動脈硬化や突然死にかかわる危険因子の血清中性脂肪(TG),RLPコレステロール(レムナント様リポタンパクコレステローノレ)で有意な低下を示した(日本水産・中島ら)。87第l部特定保健用食品H脳機能を改善[DHA]一方、DI-IAは頭脳に関係するイメージが強いのですが、これは生体内のDI-IAが大脳や神経系統、網膜などに多くあることが影響しています。

 

 

といって、DI-IAを多く摂れば頭がよくなるとは即断てeきません。DI-IAの脳機能への影響について、次のような試験例があります(いずれも、群馬大・宮永らによる)。*アルツハイマー病患者5人(AD、平均68.8歳入脳血管性認知症患者13人(VD、同78.8歳)に1日140mgのDI-IAを6カ月間、経口投与し、心理テストと血液検査をした。比較のために、脳循環剤(抗凝固剤)を投与したVD20人(平均73.2歳入試験期間中投薬変更をしなかったVD24人(平均73.0歳)にも、同様な検査をした。その結果、DI-IA投与群では、ADの進行が止まる者、VDが改善する者が多く、他の2群では知的機能が悪化する者が多かった。ただし、抗凝問剤投与群では投薬不変群より認知1症の進行程度が少なかった。*健康成人26人(平均32.8歳)にDIIA2400mgを経11服用させ、感覚刺激に対する反応などを服用前と比較した。


 
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