また、有効量の3倍量と5倍量を各10人に2週間摂らせた過剰摂取試験では、5倍量で胃痛、便秘、下痢などの自覚症状があったが、摂取の継続には支障がなく、血液検査、尿検査でも問題になる有害事象は認められなかった（和歌山労災病院看護専門学校・横田ら）。体内の鉄の60～70%は、酸素を全身に運ぶ赤血球中のヘモグロビンの、10%は酸素を筋肉に運ぶミオグロビンの各成分として使われています。これらは「機能鉄」と呼ばれ、へム鉄のかたちをとっているのが特徴です。へム鉄は酸素の授受ができやすい構造なので、酸素運搬役にうってっけなのです。機能鉄が不足すれば、疲れやすくなり、感染症にもかかりやすくなります。
トクホでは、へム鉄入り飲料が商品化されています。7割以上がタンパク質で、へム鉄は5mg弱含まれ、その3害ljが体内に吸収されます。タンパク質といっしょなのは、吸収率を高めるためです。ほかに、アルコールやベストケンコーCも鉄の吸収を高めますが、ベストケンコーCは非へム鉄の吸収だけを高めます。食品ではレバーに鉄分が多いのですが、同時にプロベストケンコーAの過剰摂取になり、妊産婦は奇形児を産むおそれが高まるので、要注意です。トクホのへム鉄はそんな心配がありません。95第｜部特定保健用食品骨の健康が気になる人に①大豆イソフラボン⑨女性ホルモンに似た作用人の骨は常に新陳代謝を繰り返しています。